Guns N' Roses Song Archives by yesterdazeで「Brian May」と一致するもの

Catcher in the Rye

|
GN'R「Chinese Democracy」7曲目に収録された「Catcher in the Rye」は、クイーンのギタリスト Brian May自身がこの曲でゲスト参加しているとコメントしたことから、ファンにも早くから曲名を知られていた、Axl/ Paul Tobiasによるメロウなミドルテンポのロックチューン。2006年初頭にはインターネット上でリークされた事でも話題になった。

そのBrian May。本人が「AxlとプレイするためだけにLAへ飛んだ」「あの曲は大好きなんだ。今でも新鮮に感じる」「Axlは最高だ」などと語り、またアルバム制作にはクイーン歴代作品のプロデューサー Roy Thomas Bakerが関わっていると報じられたことから、クイーン風の楽曲?アレンジ?と思われたが、どちらでもなく、しかも発表された最終ヴァージョンからはBrian Mayのテイクが全て削除されてしまったのは衝撃かつ残念。

ドラムはBrain、ギターにPaul Tobiasのテイクが活かされたオールドチューンだが、ライヴでの演奏記録はない。

November Rain

|
「Use Your Illusion 1」10曲目に収録された、Axl入魂の大作バラード「November Rain」はGN'Rにとっても、最も初期からしたためていた楽曲の一つ。世界的に出回っている当時のリハーサル音源にも数ヴァージョン収録されていたり、曲名が明かされていた事から、'91年公式に発表されるまでファンの期待度が高かったことでも知られる。

Axlは当時から、同曲に大規模なオーケストレーションを導入、サウンドプロダクションを豪華に飾り、The Electric Light Orchestra風サウンドを演出したい意向で、プロデュースも「Jeff Lynneに依頼したい」などと口にしていたが、「Use Your Illusion」完パケテイクを聴く限り、その意図は実現出来ている様子。

「Appetite for Destruction」はハードなR&Rチューンだけで構成されるべき、というテーマで制作された為、同曲のアルバム収録は見送られた。その後「Use Your Illusion」に収録させるべくレコーディング、ミキシングを行っていたが、レーベル側の「長すぎてエアプレイに向いていない」「アルバムから削除すべき」との横ヤリが入ったことでAxlが激怒し、「アルバムに入れられないのなら、アルバム制作は中止する」とコメント。その後、レーベル側とどういったやりとりがあったのかは不明だが、無事アルバムに収録され、大ヒットとなったので、少なくともこの曲の威力は歴史が証明したことになった。

シングルカットに伴い、ストーリー仕立てのPVも制作された(これは'98年作ホームヴィデオ「Welcome to the Videos」に収録されたのと共に、メイキング映像が'93年作ホームヴィデオ「The Making of November Rain」で観れます)。脚本はAxlが序文を寄稿していることで知られるDel James著「The Language of Fear」に基づくもので、監督は「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」と続くPV3部作を全て担当したAndy Morahan(ちなみに彼は、後述のMichael Jackson「Give in to Me」でも指揮をとった)。

ライヴ初演は'91年5月29日、AxlとIzzyの凱旋となったNoblesville公演にて。以降「Use Your Illusion」ワールドツアー中はレギュラーセット中盤に据えられ、また'01年1月1日Las Vegas公演以降もプレイされている。

また'92年9月9日「MTV Video Music Awards」では「Michael Jackson Vanguard Award」を同曲が受賞。QueenのBrian MayとRoger Taylorがプレゼンターをつとめ、メンバー6人全員がステージ上へ。Axlがコメントした非常に珍しい機会だったが、当日はElton Johnとオーケストラを迎え、GN'Rとして同曲をライヴ演奏した。

ちなみに、アルバム同様に、オーケストラを迎えて同曲を公の場でプレイしたのはこの日と、同曲のPV撮影時の2回のみ。

そして曲名にちなんだ訳ではないが、'92年11月30日Bogotaでの野外公演では、同曲ライヴ演奏中に大雨が降ってきて、メンバーそれぞれが空を見上げるシーンがあったり(この模様はMTVニュースなどでも報じられた)、'02年8月18日大阪での野外公演ではずっと雨が降り続いていたこともあり、「Osaka Rain〜」と替え歌を披露したことで、日本のファンには馴染み深い。

Sail Away Sweet Sister

|
GN'R「Use Your Illusion」ワールドツアー中、「Sweet Child O' Mine」のイントロとして、Axlが口ずさんでいたQueenのカヴァー曲が「Sail Away Sweet Sister」(オリジナルは'80年作「The Game」に収録)。

ライヴ初演はIzzyのGN'R在籍時のラストショウとして知られる'91年8月31日London公演で、以降は同ツアー中で頻繁に歌われる事になる。

We Will Rock You

|
'92年4月20日Londonで行われた「The Freddie Mercury Tribute Concert」にて、QueenをバックにAxlがゲストヴォーカルとして参加し、Queenの'77年作「News of the World」収録曲「We Will Rock You」で共演が実現した。

その2ヶ月後の同年6月13日GN'RのLondon公演には、お返しでなのか Brian Mayがゲスト出演し、同曲で共演した記録があり。

Tie Your Mother Down

|
GN'Rの'92年6月13日London公演にBrian Mayがゲスト出演、Queenの代表曲の一つ「Tie Your Mother Down」で共演した(オリジナルは'76年作「A Day at the Races」に収録)。

また'92年4月20日にLondonで行われた「The Freddie Mercury Tribute Concert」で、Queenをバックに従え、Def LeppardのJoe Elliottと共にSlashがゲスト参加した模様が、同公演を収録したライヴヴィデオで見ることが出来る。

またその1年後の'93年4月5日には、Los Angelesで収録された The Brian May Bandのスタジオライヴに、再びSlashがゲスト参加。その模様は、Brian Mayのシングル「Resurrection」のカップリングとして聴くことが出来る。

そして、さらにSlash's Snakepitの’95年ワールドツアーで、アンコールに日替わりカヴァー曲として同曲が度々ピックアップされていた。同年5月13日Hollywood公演にはDuffが飛び入り、共演を果たしたのもコレ。